例1 「私は彼を結婚対象と見ていません。」
例2 「和暦と西暦を対照してください。」
例3 「人の顔は左右対称です。」
上記の例などは
まだ簡単な例ですが、
「私は今花嫁のしゅぎょうをしています」という時は
「修行」と「修業」のどちらを使えば良いか
迷いませんか?
また、「私は高校時代にざぜんのしゅぎょうをしました」という時は
「修業」と「修行」のどちらでしょうか?
このように漢語の使用には、
同音異義語の使い分けが出来ないと
思わぬ恥をかくことになります!
「修行」…元々仏教用語で、本来は宗教上の悟りを開くために
心身を鍛錬しながら、厳しい戒律を守り、その道に励むこと。
「断食」、「聖地の巡礼」、「滝での鍛錬」などで使います。
「修業」…技芸や学問を学んで身につけること。
職業的な生業を習得すること。
「板前」、「大工」、昔は「花嫁」でも使いました。
でも、求道性や禁欲的な鍛錬を強調したい時は
技芸であっても「修行」を用いても
良いそうです!
ならば、私が毎日日課にしているトレーニングは
求道性や禁欲的な生活習慣を維持しないとできませんので
「修行」と言えるかも知れません!
でも、普通の「修業」でも
強い信念と根性がない軟弱な人には
できないこともあるでしょうから
使い分けが難しいと言えます。
このように「同音異義語」は奥が深いので
分からなかったら辞書で確かめましょう!