2013年2月28日 代表
例1 「私は彼を結婚対象と見ていません。」
例2 「和暦と西暦を対照してください。」
例3 「人の顔は左右対称です。」
上記の例などは
まだ簡単な例ですが、
「私は今花嫁のしゅぎょうをしています」という時は
「修行」と「修業」のどちらを使えば良いか
迷いませんか?
また、「私は高校時代にざぜんのしゅぎょうをしました」という時は
「修業」と「修行」のどちらでしょうか?
このように漢語の使用には、
同音異義語の使い分けが出来ないと
思わぬ恥をかくことになります!
「修行」…元々仏教用語で、本来は宗教上の悟りを開くために
心身を鍛錬しながら、厳しい戒律を守り、その道に励むこと。
「断食」、「聖地の巡礼」、「滝での鍛錬」などで使います。
「修業」…技芸や学問を学んで身につけること。
職業的な生業を習得すること。
「板前」、「大工」、昔は「花嫁」でも使いました。
でも、求道性や禁欲的な鍛錬を強調したい時は
技芸であっても「修行」を用いても
良いそうです!
ならば、私が毎日日課にしているトレーニングは
求道性や禁欲的な生活習慣を維持しないとできませんので
「修行」と言えるかも知れません!
でも、普通の「修業」でも
強い信念と根性がない軟弱な人には
できないこともあるでしょうから
使い分けが難しいと言えます。
このように「同音異義語」は奥が深いので
分からなかったら辞書で確かめましょう!