2013年2月7日 代表
今日は外気温が午前中は
8゜Cと低かったのですが
2、3日前の暖かい天候に促されたのか
我が家の「梅の花」が
ちらほら開花していました。
今日は風が吹いていたので
焦点がちょっとぼけていますが
雰囲気は伝わると思います。
青空を背景にすると
梅の花の可憐さが一段と引き立ちます。
ところで、学名の「Prunus mume」というのは、
「Prunus」というのが「さくら属」で
「mume」というのが、「ウメ」、
すなわち江戸時代には「ムメ」と呼んでいたのです。
因みに、中国語では「mei」と発音しますが、
漢名の梅の字音の「め(本当はmei)」が変化して
「うめ」になったと書かれています。
花見といえば今ではすっかり「桜」を意味するようになりましたが、
平安時代の中期以前は「梅の花」を眺めることが
「花見」だったのです。
また、「梅雨(つゆ)」の名前の由来は、
梅の実がなる時期に雨がよく降るので
「梅雨」に「ウメ」の字が
入っているのだそうです。
ついでに、桃栗3年、柿8年と言いますが
「梅」は何年でしょう。
答えは、13年です。
他にも、柚子は大馬鹿なので18年で
林檎はニコニコ25年というそうです。
何事も時期が来ないと
実を結ばないというたとえなのです。
短歌で直ぐに思い出すのは
菅原道真の「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春な忘れそ」という歌と
紀貫之の「人はいさ 心も知らず 古里は
花(梅の花)ぞ昔の 香ににほひける」という2首
でしょうか!