2013年1月17日 代表
「VIP3国」という言葉を
聞いたことがありますか?
「BRICs」は、ご存知でも
「VIP」は耳慣れない言葉です。
16日から阿部首相が訪問中のベトナムの「V」、
「I」は、インドネシアのイニシャル、
「P」は勿論、フィリピンのPを指しています!
この国々に先行したのは、タイやマレーシアです。
これらの5カ国で年間の家計可処分所得が
1万5千ドル以上の中間層•富裕層の人口(2009年統計)は約5千万人で、
先行したタイやマレーシアが全体の6割りを占めるそうです。
しかし、近年ベトナム、インドネシア、フィリピンが
台頭してきているのです。
この3カ国に共通するのは、
人口構成比が若いということです。
65歳以上の人口は、
5%前後で高齢化とは当分無縁で
若者層が厚いため、
可処分所得を高めている大きな要因となっています!
中でも私が一番注目しているのは、ベトナムです。
ベトナムからタイ、ラオス、ミャンマーへと続く
「アジア回廊」の建設が完了すれば
2億1千万人という「大メコン圏」が誕生します。
また、中国、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの6カ国による
「高速鉄道網」も2020年に開通します。
こういうことから、3カ国の中でも
島国ではなく、イスラム圏にも属さず、
勤勉で昔から日本と繋がりが濃い「仏教国ベトナム」が
一番伸びるだろうと予測しています!
企業が既に中国からこの地域に軸足を移しているのは、
そういう要因と将来性に着目しているからなのです!