最初は「太陽の恵み」というタイトルを付けましたが、
不適切で誤解されるようですので、
「太陽光の私たちへ与える影響」とタイトルを改めました。
普段私たちは「太陽光」を余り意識していないようですが、
海外旅行などに行ったときの「時差ぼけ」などで
感じる方もいらっしゃるでしょう。
私たち哺乳類は地球の24時間周期と違って
「体内の時計」は25時間周期で動いていると言われています。
それを地球の24時間という自転周期に同期させているのが
「太陽光」です。
だから、日常生活が不規則な人とか
昼夜が逆転している人とか、昼夜交代勤務がある人たちに
身体の不具合や睡眠障害を訴える人が多かったり、
病院で検査しても検査結果に特段異常がないのに
体調不良を訴えたり、食事をしても下痢をしてみたりする人が出るのは、
生活のリズムが狂っている人による「概日リズム」の狂いが原因ということが
近年分かってきました。
「高血圧」が続いたり、「糖尿病」を発症したりするのも
生活リズムの狂いがあるからです。
食べ物だけが原因ではなかったのです。
太陽光によって作られているリズムのことを
「概日リズム(25時間だから大体ということで概日リズムと言います)」を
正常な状態に保つのに必要なのが毎日朝規則正しく起きて
「体内時計」をリセットすることにあるわけです。
また、私たちの概日リズムの時計中枢は
視床下部の視交叉上核にあって、
網膜で受け取り、他の情報と統合して松果体へ送信しているそうです。
松果体に送られた情報に応答して
ホルモンである「メラトニン」を分泌するなどのホルモンの調節にも
関与しているとのことです。
また、視交叉上核の時計中枢に支配されない
身体の大部分の細胞もあって、
独自の自由継続リズムを刻んでいることも分かってきました。
従って、「概日リズム」の乱れ、
すなわち「毎日の生活の乱れ」、
もっと言うなら昼夜逆転したり、
不規則な生活を送っている人には
短期と長期を問わず
「身体に不健康」をもたらす原因を
自ら作り出していると言えそうです。
例えば、「高血圧症」、「狭心症」「気管支喘息」「糖尿病」などが
挙げらと言っています。
私は、この概日リズム(サーカディアン・リズム)を知ってからというもの
毎日極力零時前にベッドに就くようにしています。
そうすると、早いときで5時ごろ、
遅いときでも7時には自然と目覚めます。
予断ですが、最近は子猫に起こされることもありますが…!(笑)
そして、朝刊を読んだり、コーヒータイムが終わった後
天気の日は「ご来光」を仰ぐことを日課にしました。
他にも、毎日繰り返すルーティンワークに
トレーニングもありますが、
このタイトルにはなじまないので割愛します。
体調が思わしくない人は、
この「太陽とともにある私たち人類の逃れられない宿命」と
そして毎日のように食する「食べ物」に
本物の命が溢れているかどうかを検証する必要があります。
「物事は因果応報」、「原因なくして結果なし」と
私は考えています。
正しく生きる(生かされていることへの使命感を全うする)、
長生きをしてこの世に貢献するためには
人類の生きる知恵に学ぶ必要があると思います。
「太陽の光に生かされていること」に感謝しつつ、
この稿を閉じます。