国際ロータリー第2740地区の第7グループ(大村・島原地区)と
第8グループ(諫早地区)が集まって開催される予定だった
IM(インターシティミーティング)は、
主賓であり、講演者であり、座談会座長だった
田中作次氏直前RI会長(世界のロータリーを統合する会長)が
都心部の大雪の影響で来崎出来なかったため
やむを得ず中止になりました。
北島ガバナー補佐、中村実行委員長、柴田直前会長たちが
懸命な連絡を取り合われているということを小耳に挟んでいましたので
「中止」の決断は苦渋の選択ではなかったかと思います。
中止決定が田中作次氏がぎりぎりまで、
来崎を切望されて努力されたため、
中止決定とお詫びの連絡を対象者に徹底するのが相当遅れたようですが、
深夜まで努力されたと聞きました。
後出しで、ああしておけば良かったとか、
ここは不味かったとかいうのは誰でも言えますが、
トップとして数名で協議しながら
ベストウエイを選択するのは容易ではなかったかと思います。
その労をねぎらいこそすれ
非難したり、解決すべき問題点を言うのは
どうかと思いました。
それにしても、大雪が都心部に
2週連続で週末から日曜日にかけて降ると
誰が予測したでしょうか?
これは、何も東京だけの話ではないようです。
世界各地で、「気象異変」が
起こっていると先日報道されました。
英国では長期間の降雨で洪水が起こり、
米国では大寒波で政府機関が閉鎖になったり、
南米や豪州では高温・乾燥で山火事が起こったりしています。
これは、偏西風(ジェット気流)の流れが
「ブロッキング高気圧(同じ場所に居座る高気圧)」に遮られて
大きく蛇行しているために起きる現象です。
つまり、東アジアや、米国の中西部や東部では
寒気が流れ込みやすくなり、
欧州などでは逆に暖気を呼び込んでいると言われています。
原因は、熱帯太平洋の海水温がフィリピン沖などの西側で高く、
南米沖など東側で低い状態が続いているのが一因だそうで、
海水温が高めの海域で上昇気流が活発になり、
偏西風を押し上げて蛇行が大きくなったようです。
そして、北半球の高気圧や低気圧の分布にも影響し、
寒気の南下や暖気の北上をもたらしたので気候異変が起こりました。
「ブロッキング高気圧」が
今回2度週末に都心部に大雪を降らせた
真犯人だったという訳です。
人間は「天変地変」には、勝てません!
「地震、雷、火事、親父」、怒りが収まるのを待つしかありません!