一体、何歳からが「高齢者」なのでしょう?
去る16日が「敬老の日」の日だったことから
新聞各社やマスコミが話題にしていました。
私が取っている日経は、
「『シニア』と呼ばないで」という記事を18日の朝刊に、
また、朝日は19日の朝刊で「高齢者って何歳から?」という見出しで
報道していました。
そこで、この際ちゃんと調べてみようと考え、
ネットで検索してみましたら
次のようなことが分かりました。
先ず、国際連盟では60歳以上を「高齢者」と定義し、
80歳以上を「後期高齢者」としています。
また、国際保健機構(WHO)によると
「高齢者」は65歳以上となっており、
80歳以上が「高齢者」とされているのです。
さらに、学問の世界では「老年学」という分野があって、
65歳以上が「高齢者」、
65~74歳を「前期高齢者」、
75~84歳を「中期高齢者」、
85歳以上を「後期高齢者」と呼んでいることが分かりました。
次に、日本の法制度による「高齢者」の定義を
見てみましょう!
これが、実に面白いのです。
日本を象徴しているみたいに思ったのです。
1 公的年金の受給開始年齢…65歳
2 医療費の自己負担が3割から1割になる年齢…70歳
3 老人福祉保健法(第10条の3)…65歳
4 老人保健法(第25条)…障害がない時75歳、障害がある時65歳
5 所得税法「老人扶養親族」(34条の3)…70歳
6 国民生活基礎調査における「高齢者世帯」…65歳
7 道路交通法(71条の5 第2項)…70歳
とこういう具合なのです!
これが、わが国の法律で
一見私たちを守っているようですが、
そうではなくて政治家と官僚、そして財界が一体となって
自分たちの既得権営にすがりついている実態なのです!
国としての統一観が全くないでしょう!
ところで、国民はどう考えているとでしょうか?
それにも、様々な統計資料が出されていますが、
他人の見た目と自分の意識とでは、
かなりの差が見られるでしょう。
どうして、こんなことに興味を抱いたかと言うと
私自身が66歳になったことで何が変わったかと言うと
何も変わっていないから不思議に思うのです。
しかし、一般的には「年寄り」扱いにする傾向は否めません!
私は40歳代の不摂生生活を
50歳から脱する努力をしたことで
今のパワフルでアクティブな毎日が過ごせていますので、
実感的には40歳後半ぐらいの感じです。
体力的には、40~49歳の時より疲れにくい身体になっています。
どんなに運動をしても
翌日に「疲れ」が残ることはありません!
しかし、これが何時まで続くかは
私にも分かりません。
じぶんのことばかり書くのをは気が引けるので、
最後に前述した新聞記事を掲載して終わりたいと思います。