2013年8月11日 代表
「長州ファイブ」については、
以前身元引受人となられた
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのウイリアムソン教授とエマ夫人を讃える
顕彰碑が建立された日に記事に書いたと記憶していますが、
今日はその伊藤博文氏たちが
明治維新を迎えてどういう活躍をしたかを
まとめてみようと思います。
それにしても、この5人の若者たちが
英国に留学しようとして時代は
今のように自由に往来が出来た時代とは異なり、
いわゆる江戸幕府が「鎖国政策」を
取っていた頃のことであり、
見つかれば死罪という中で「決死の覚悟」で
留学したことが知られています。
産業革命以後のロンドンで海軍術を学び、
列強諸国と対等に渡り合うために
留学したと伝えられていますが
実際は想像を絶する彼我の違いにびっくりしたことでしょう!
しかし、彼らは身元引受人ウイリアムソン夫妻の手助けで
英会話、学問は当然として
洋服の着方、食事マナーなどまで学びました。
この5人は、短い者で半年から
長い者で5年間、英国の鉄道や造幣、工業技術などを
学んだと言います。
ご承知の通り、伊藤博文は初代の首相に、
井上馨は初代外相になり、
5人とも明治新政府の要職に就きました。
1 伊藤 博文 初代首相
2 井上 馨 初代外相
3 山尾 庸三 工部卿
4 遠藤 謹助 造幣局長
5 井上 鉄道庁長官
昔から「可愛い子には旅をさせよ」という諺があるように
内弁慶とならないためにも敢えて「経験」を優先させ、
日頃の常識や言葉か通じないところで様々な体験を積ませたいものです。