●熱中症対策引き続きお願いします。
・中学数学がどん底の状態でした。
いくら勉強しても60点以上取れなかったのです。
何回かふんばって勉強したけれど、結果は出ません
でした。
・中3の時、とうとうテストで0点を取ってしまいました。
しかもクラス30人中3名の中に私がいました。
・数学の先生が3人を連れて職員室へ。
先生が自分の椅子に腰かけたと同時に広い職員室中に
響渡る声で、
「お前ら、これで高校受けるとヤ!?
なんばしょっとや、どがんすっとやあああっ!!」
「森田、お前どがんすっとか言ってみろ!」
「…次のテストで100点取ります!」
私も先生に負けないくらいの大声で答えてしまいました。
・放課後、さっそく近所の本屋に問題集を探しにいきました。
演習問題がたくさん載っているのを購入して、家に帰って
戦いを開始しました。
・しかし、全くわかりません。
教科書を読んでも、どうしてその答えになるのかがわからない
のです。
それでも例題を1つ1つ何回も解いていきました。
・3日目、購入してきた問題集に入りました。とりあえず5問
解いてみたのですが、ダメでした。全問不正解。
「あ~、もーいくらやっても分からんけん、やーめた!」
問題集を投げ出して、ごろりと寝ころがったとき、
「なんばしょっとや!それで100点取れるとや!」
あの先生の声が聞こえたのです。
すぐ起き上がって「くそっ、絶対負けん!」
しきり直して再び問題集と格闘していきました。
・1週間後、1問目の解答をしてみると
正解でした。(まあ、まぐれやろ)
2問目も正解、3問目、4問目…。10問全部正解でした。
「あれ?もしかしてパターンがわかれば簡単かも」
それから毎日50問ずつ練習していきました。
・期末テストの結果。
「100点、森田。ただ1人!」
先生はニヤリと笑いながら答案を返してくれました。
ここからが私の数学回復へのスタートでした。
私に数学のやる気スイッチの場所を教えてくれた
先生に今でも感謝しています。
そして、あの時、そのスイッチを押してよかったと思います。
・そういう経験があるので、数学で苦しんでいる塾生をみると
「君にも数学スイッチがあるんだぞ。今回がダメでも次回で」
と思いながら数学を教えています。