これは、私が一昨日本屋で買い求めた
日経ビジネス社が発売しているAssocie7月号に掲載されている
「新ノートの極意」という特集の一画にあった文章の抜粋です。
この文章を書いた方は米国エール大学と東京大学の教授として、
日米のトップリーダーを指導する浜田宏一さんです。
現在第2次安倍晋三内閣で
内閣官房参与にも就任している辣腕家でもあります。
専門は国際金融論、ゲーム理論で、
『国際金融の政治経済学』『アメリカは日本経済の復活を知っている』など
多数有るそうです。
ところで、何故この記事に目が止まったかというと
前職の長崎日大でも、今の「みのる塾」でも
これまでに余り能力がないのに
部活を続け過ぎて
将来を棒に振ってしまった
卒業生や卒塾生を
数多く見てきたからです。
一方、私はどうだったかといえば
中学から高校1年までは
バスケ部員だったり、
バレー部の応援要員だったりしました。
しかし、高校生になると各地から
私のように過去に運動音痴だったり、
コンプレックスを抱えた人間が
通用するほど甘い場でないことは
直ぐ分かりました。
また、学内では生徒会役員に就任したり、
新聞部の部長になったりと
忙しい毎日を過ごしていましたし、
学外でも
英語や聖書を学んだりするのに
教会に通ったりもしていました。
そんなことから、
文化部である新聞部以外の部活は
高1で終わりにしました。
あの時、引きずってバスケ部を続けていたら
今の自分はいなかったと自信を持って言えます!
高3の時に
大好きだった物理の先生の一言がキッカケで
大学受験で一番勉学に
精を出さないといけない2学期から
禅寺で「坐禅修行」を始めました。
そして、この時の体験が私に
抜群の「集中力」と「持続力」を財産として
残してくれました!
もし、バスケ部を続けていたら
こんな体験はできなかっただろうし、
しようとも思わなかったはずです。
そんな体験があったので
私たちの子育ては
あらゆる機会と体験を通して
やりたいと言って始めたことに
才能は有るのか、趣味程度で留めた方が良いかを
自分で考えることのできる子に
することでした。
自分の将来に何が一番必要で、
何が必要でないかを自力で考え、
自分で取捨選択出来ることを重視した子育てでした。
また、親が子どもに要望を語ると
どうしても感情的になりがちなのを防ぐために
適切なアドバイスが出来る第3者にも
協力をお願いしてきました。
その結果、長女は上智大学外国語学部フランス語学科に
現役合格。
卒業後の就職先の職場で
今の旦那と知り合い、結婚しました。
その旦那の勤務の関係で
ニューヨーク生活を約2年間、
第1子と共に経験することができました。
また、長男も東京大学文化第1類に
現役合格をして法学部を卒業し、
2つの職歴の後、
今の銀行勤めが始まりました。
学生時代のテニスサークル活動で知り合った
嫁と結婚して第1子をもうけました。
その後、単身でニューヨーク大学の留学も経験して
最近では中東での大型案件などのプロゼクトで
頭角を現しているようです。
このように自分の才能がどの程度かは
比較的低学年の動きや体験などから
判断できるはずです。
だから才能がないのに必要以上に
部活を優先して高校生まで続けさせるのは
もうそろそろ考え直さないと
世界についていけない時代であろうと思うので
浜田さんの提言に賛成してこの文章を書いた次第です!