先日、三浦雄一郎さんが世界最高齢の80歳で
エベレストの登頂に成功されました。
また、アテネオリンピックの女子マラソンで
金メダルを取られた野口みずきさんも
9年振りに世界陸上選手権の代表選手に
見事返り咲かれました。
お二人は年齢や立場こそ違え、
長年の数多くの試練や怪我などを克服した上での栄光です。
今回その背景に幾らかでも迫り、
私たち一般人が参考にすべきヒントや心構えがないかを
考えてみたいと思います。
先ず、三浦さんはご承知の通り
37歳の時にエベレストからスキーで
大滑降をして一躍有名になられました。
しかし、60歳を過ぎた後の暴飲暴食で
生活習慣病となられましたが
父の敬三さん(山岳スキヤー)や
豪太さん(元モーグル五輪選手)の活躍に刺激され
65歳から「トレーニング」を再開され、
70歳で当時の最高齢でエベレスト登頂に成功されました。
また、5年前には「80歳での登頂」を目標に
アンクルウェイト2kgを両脚に付け、
ザックには約30kgの錘を入れてのトレーニングを
積んでこられました。
しかし、2009年は骨盤骨折に見舞われて
約半年のリハビリ生活や
持病の不整脈の手術を2度も経験されるなど
様々な困難を乗り越えて今回80歳で
史上最高齢者となる登頂記録を
達成されたのです!
その陰に主治医の順天堂大学大学院の白澤卓二先生が
いらっしゃったことは余り知られていません!
今回のチーム三浦のサポートにも
勿論深く関わっておられます。
三浦さん曰く「衰えやすい年代でも高い目標を持ち、
積極的にトレーニングを積んでいくことによって
体力が落ちるどころか、
その数値を若返らせることができる」と。
そのことを証明された点できっと後進者の励みになります!
また、三浦さんは、
「ワクワクドキドキする目標を持てば、
人は何歳でも変わることができる」と
述べられたそうです。
一方、04年アテネオリンピックの女子マラソンで
「金メダル」に輝いたマラソンランナーの野口みずきさんも
9年振りに晴れの世界陸上選手権に
出場されます!
左足付け根の半腱様筋腱の部分断裂や
左足首の疲労骨折、膝の故障など
度重なる故障や怪我を克服しての復活です!
その陰に「名医」がいらっしゃいます。
野口さんを救った方は、
スポーツ整形外科として名を知られている
社会保険京都病院の原邦夫先生です。
原医師に左足付け根の半腱様筋腱の部分断裂を見つけてもらい、
それからリハビリのチューブを繰り返し引っ張り筋力を
強化するという単純作業を繰り返されました。
こういう「地道なトレーニング」を積んだ
「折れない心」と「信じて努力すれば奇跡は起こる」という信念が
復活へのシナリオを書いたことは間違いありません。
野口みずき選手の本番でのご活躍を期待しております!
「Have a good job!」