去る3月7日から8泊の予定で
私のライフワークともなりそうなヴェトナムへ行ってまいりました。
今回の旅の目的は3つありました。
1 ホーチミン在住の教え子で46歳になる
H君を訪ねること
2 そのH君の居酒屋でヴェトナム在住13年の
中村さんと会うこと
3 ダナン外務局のヒューさんを尋ねること
でした。
その他に、オプションとして
教え子のH君から推薦された「コンダオ島」巡りも
今回のハイライトとして考えていました。
着いた翌日の8日、ホーチミンタンソニヤット空港から
プロペラ機で約40分のコンダオ島へ
向かいました。
私以外は大半が欧米人だったと思います。
プロペラ機に荷物を積むところも
国内では随分昔に宮崎往復でYS11に乗って以来の経験でした。
飛行中YS11のように揺れることもなく
無事コンダオ島に着きました。
ホテルの送迎は旅行日程に含まれていませんでしたので
愛想の良いタクシーの運転手を捕まえて
ネットで予約していたアンダオホテルへ向かいました。
空港からホテルのある中心街までは
約15分ぐらいで300,000ドン(約1000円)を
払ったと思います。
因みに、帰りは賢くなって
乗り合いのワゴン車で50,000ドン…約200円)
ネットで予約すると
全てが分かるわけではないので
まあ、安全で寝れれば良いかという感じです。
こんなホテルでした。
近くで見るとこんな感じになります。
島は結構でかい島なので
もし他の観光地を見て回るとなると
タクシーかワゴン車をチャーターする必要がありそうでした。
しかし、ホテルの女の子が
気を利かしてくれて(多分余り金を持ってなさそうに見えたと思う)、
バイクを利用したらどうかと持ちかけられました。
何と3日間で120,000ドン(400円ぐらいの安さ)と言ったので
即決して借りることにしました。
それがこのYAMAHA製スクーターです。
このバイクのお陰で
先ずはホテルの周囲半径10kmぐらいのところは
くまなく見て回ることができました。
ちょっと外れた裏通りを歩くと
こじゃれた鉄筋の建物があるかと思うと
トタン板の粗末な家も散見されました。
この家は鉄筋とレンガで出来ていますが、
次にお見せするのはトタン屋根と材木で作られた
日本で言えば作業小屋という感じでしょうか?
しかし、終戦後の日本も
こんな感じでした。
このときはバイクで移動して写真を写したのですが
翌日に同じ場所を歩いて通ったときには
コンダオ島に駐留するベトナム軍の
若い兵隊さんたちの行軍練習とぶつかりました。
こっちは結構緊張して
写真を撮らせてもらったのですが
まあ「明るい」といったらきりがないほどで
私の緊張感は一気に弾け飛びました!
コンダオ島はビーチリゾートという以外に
様々な側面があるようでした。
例えば、海がめの宝庫だったり、
野生のサルやリスがいたり、
島の反対側に行くとさらに別の顔を見せたりと
たくさんの楽しみ方があるようです。
しかし、私はわずか2日間の滞在でしたので
余り遠くまでは行く余裕がありませんでした。
仕方なく、コンダオの中心街を散策することに
重点を置いた次第です。
市場に行くと、
こんな塊の肉がぶっきらぼうに置いてあり
それを小分けにして売っていました。
魚は、日本では考えられませんが
切り分けている台の上に
おばさんが草履を履いたまま上がって売っていました。
しかし、ここはヴェトナムです。まあ、良いかあです。死ななきゃ良いんです!
野菜は、流石に南国らしくたくさんの種類で
あふれかえっていました。
最初慣れないうちは、
ちゃんとしたレストランで食事を摂りますが
慣れてくると現地の人たちと同じものが
食べたくなります。
2日目は前日から見つけていた
町外れの屋台に行きました。
ヴェトナム語は喋れませんが
現地の人たちが食べているものを指差して注文するとか
メニューを適当に指差すとかすれば
簡単に食事にありつけます。
しかも、安くて美味しいとなれば
チャレンジしないのは勿体無いと思います。
そんなわけで頼んだのは
こちらは多分「フォー」の一種だと思います。
香菜をちぎってどんぶりに入れ、
胡椒を入れレモン汁をかけて食べるのですが
とてもピリ辛で美味でした。
食べ物といえば、最初行ったレストランで
同じようにして「麺類」、
つまり「フォー」を頼んだつもりでしたが、
私の英語が拙かったのか、
何と「インスタントラーメン」が出てきました。
このときほど、ことばを過信しないほうが良いと
実感した瞬間はありませんでした。
ご覧ください!ことばはナマジッカ喋れないほうが良いのかも!
ところで、コンダオ島はビーチリゾートなのですが
私は泳ぎは嫌いなわけではありませんが
海外に出かけたときには
ほとんど泳ぐことはありません。
しかし、ここの砂浜は遠浅で欧米の人たちは
朝から海岸に出ていました。
コンダオの海はまだ大勢が押し寄せているところではないため
いつ見ても人影はまばらでした。
でも、宣伝が行き渡るようになると
大挙して押し寄せてくる日が直ぐそこまできているのでしょう!
私としてはこんなのんびりした光景が好きですが
それも時間の問題でしょう。
こんなに手付かずの自然を放っておくはずがありません。
そんなことを考えながら過ごした3日間でしたが、
10日にはホーチミンに戻り、
一服したら同日次の訪問先のダナンへ
移動しました。