2013年3月6日 代表
「コンクラーべ」をご存知ですか?
語源はラテン語の「cum clave(with a keyの意味)で、
新しいローマ教皇を選出するための会議を指します。
バチカン市国内のシスティーナ礼拝堂で行われています。
会議が行われる部屋には鍵がかけられ、
新しい教皇が決まるまで、
枢機卿は部屋に閉じ込められるので
この名称が付いたと言われています。
3分の2の賛成票を得る者が出るまで
投票は続いて行きます。
午前と午後それぞれ2回目の投票後に
投票用紙の焼却が行われ、
化学薬品で色付けした煙を用いて
外部に選挙の様子を知らせるシステムです!
2回目の投票後に未だ決まらなければ「黒」、
新教皇が決まった場合は「白」と
決まっていて同時にサン・ピエトロ大聖堂の鐘を
鳴らして合図としているのです!
この習慣が始まったのは
1271年と言いますから
気が遠くなりそうな
昔から行われて来たカトリック信者の方々にとっては
重要な行事と言えます。
ローマ法王ベネディクト16世は
2月28日の午後8時(日本時間3月1日午前4時)
退位されました。
次期法王を決めるコンクラーべの日程は1日以降
枢機卿会議で決まり、
「空位になってから15日以降20日以内」となっているそうです。
投票権がある枢機卿は、80歳未満で
世界に117名がノミネートされていましたが、
ジャカルタの名誉大司教は病気で欠席、
エディンバラ大司教は
神学生へのセクハラなど不適切行為の告発で欠席。
実質115名で開催されるという異例なコンクラーべと
なると先日報じられました。
何か日本語の「根競べ」をもじったみたいで
昔からこのことばが気になっていました!