2014年9月14日 代表
これは先日行われた全米オープンテニスで
快進撃を続け、準決勝戦でジョコビッチを退けて
日本人初の決勝進出を果たした錦織圭について
武智幸徳氏は百年に一度の「天賦の才」と言って
彼を「天才」と持ち上げているが、私はそうは思わない。
また、才能だけなら凄い子は他にもいたという話は
耳にタコがてぎるほど聞かされると述べていたり、
「素質は並みでも努力することにおいて天才的だった」という日本人的な美談にはなっても、
W杯のような舞台に立つと「努力の天才たち」の限界を見たような気になるとも述べている。
しかし、私は「努力の天才」たちは、
本当にとことんまで「努力」をしたのだろうかと考える。
前にも書いたように、錦織圭選手の場合圭の両親に先見の明があって
早くからその才能が開花するように「環境」を整えていったところからスタートしている。
生まれた時から「天賦の才」があったわけではない。
どうも、個人競技や個人の力量で決まるゴルフゃテニスと
サッカーのように個人の力量だけで結果が決まらないスポーツを混同しているようである。
イチロー選手は、児玉光雄氏が書いた『イチロー思考』という著書の26ページで
こう述べている。
「僕がどうして毎日練習をやるか?その理由は簡単です。いいときの状態ってすぐに身体が忘れるじゃないですか。
それを忘れないように毎日やるのであって、それ以外の何物でもありません。
『継続は力なり』なのです。
そして、こうも述べている。
毎日持続させることが強烈なエネルギーとなる。細かい積み重ねを侮ってはいけない。
やりたいことの見つからない人は、はじめはたった5分間でいいから毎日同じ時間に同じ
ことをやる癖をつけること。
例えば、毎日の朝のトイレで英単語を5つ覚えるだけで1年間それを持続させれば1800
以上の英単語を記憶できる。
朝起きたら今日やるべきことをノートに書き出そう。そして、夜ベッドに入る前にそれが
実行できたかをチェックしよう。あるいは大きな紙に毎日持続させる日課を大きな文字で
書いて自分の寝室のいちばん目立つ壁に貼っておけばよい。それだけで実行力が見違える
ほど高まるようになる。
やり続けることを習慣にしてしまうと、今度はそれを止めることのほうが苦痛になる。
アテネオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した野口みすきさんは毎日30キロ
走ることが日課になっている。走らないことのほうが彼女にとっては苦痛なのだ。
ちいさなことをコツコツやることの中に快感を求めよう。そうすれば、驚くほど大きな
仕事に結び付くのだ。と述べている。
普通の人は、イチロー選手がいうような毎日のちょっとした積み重ねが
どんでもない高みまで普通の人をもっていくただ1つの方法なんて
考えてもいない。
錦織圭にしても小さい頃からのちょっとした積み重ねを始めたところから
普通の人が遊んでいる時間もコツコツとした積み重ねを継続していき、
今回のような快挙に繋がったわけである。
才能があっても開花しなかった子は
途中で慢心してしまってとことんまで努力を徹底しなかっただけの話である。
また、自ら才能を開花させるための「環境」を求めなかったり、
良き指導者を得ようと思わなかっただけの話であろう!
「原因」あっての「結果」である!
