「長距離走」にある程度向いているのではないかと思ったのは、
中学校時代でした。
小学生1年生で大病を患って以来
体育の時間の全てを見学で過ごしてきた私は
小学4年生から6年生までは
「スポーツ劣等感」で凝り固まった少年でした。
そんな苦手意識を持っていた私に
「バスケ部」の練習後にテニス・サッカー・バレーボール・キャッチボールなどを
遊び感覚でスポーツを楽しむことを教えてくださった井手先生の指導のお陰で
中1の終わり頃には「長距離走」は得意種目になっていました。
しかし、48歳で糖尿病寸前のメタボになって
呼吸疾患で成人病センターで受診したことが契機になり、
対処療法ではなく、根本的に治すには「歩き」以外にないと決心しました。
そう思った根拠は、30歳代は毎日のように走っていて
11年連続で諫早北高駅伝に出場したり、
天草パールラインマラソンや各種ロードレースに出場していた健康な時代があったからです。
最初は、ハアハアゼエゼエ言いながら団地の周回コース約2.5kmを歩いていましたが、
体力が付いてくると次第に7~10kmと距離を延ばしていきました。
次は、時間を短縮する方向に進みました。
そして、気がついてみると
九州地区の「ウォーキング大会」に出場していたのです。
さらには、58歳になると佐世保島原105kmで開催されていた
「イチマルゴウォークラリー(現在は「ウルトラウォークラリー)」に
9年連続で出場し、上位者として名を連ねるようになりました。
他にも、2009年6月に「歩き」の個人レッスンを指導してもらった
バルセロナオリンピック50km競歩代表選手の園原健弘氏の推奨で
ホノルルマラソン、ダナンハーフマラソンにもチャレンジしました。
どうして、みんなが嫌がる長い距離に出るかというと
一番の根拠は、「普通の人は、長距離になればなるほど途中で諦める」人が多くなることを
体験上知っているからです。
例えば、ウルトラウォークラリーで常勝の千代田泰さん(57歳)が優勝された
今年の例で言えば彼の105kmのゴールまでの所用時間は13:47:24に対して
私は15:43:50で14位でした。
これを大差と見る方は多いと思うのですが、私はそう考えません。
ざっくりと言うと約2時間の差です。
しかし、これを105kmで割るとどうなるでしようか?
1kmに換算すると1分8秒ぐらいの差でしかありません。
更に、これを1m当たりに換算すると
68秒÷1000=0.068秒という差なのです。
8月2日に私は千代田さんが住んでいらっしゃる飯塚まで出かけて
「強さ」の秘密を探ろうと押しかけて行き、
一緒に酒食をともにさせて頂きました。
その時の話の中で、
この区間区間では僅かな差で「トップ」を守り続けるために
並みならぬ意志力と前後の相手との緻密な駆け引きと計算をしながら
粘り強く歩いていることを知りました。
そうなんです。普通の人は、そのちょっとした差で相手が見えなくなると
「戦意喪失」してしまって追うことを止めてしまうのです。
本当は「僅少の差」しかないのですから、
僅かな可能性を最後の最後まで諦めずに追求することができれば
「トップ」に立つことも可能となるのです。
そういう魅力が「フルマラソン」や「ウルトラウォークラリー」には限りなくあり、
その魔力に取りつかれてしまったので、
ずっと続けて行くでしょう!
そんな領域に足を踏み入れるためには、「毎日の修練」が欠かせません。
「彼を知り、己を知れば、百戦あやうからず」というのは、孫子の兵法ですが、
私は、「己を知り、己を知り、己を知れば、百戦してあやうからず!」と
読み替えたいと思います!





