私は、平成3年に現在いる団地内に
多くの犠牲を払って分不相応な新築の自宅を建てた。
最初は、以前住んでいた長崎市内の家賃と同じぐらいの支払であれば
我が家が持てるのは、「男の甲斐性」という変な見栄から
建てたようであった。
支払い方法にステップローンを組んでいたので
6年が経過した時点で
「30年ローン」が持つ本来の意味を
じっくりと考えてみた。
すると、44歳で建てたので完済するのは何と74歳だということで、
退職した後も毎月払いとボーナス払いを延々と払い続けなければならないという恐ろしい現実に
ぞっとして即刻売ることを決意しました。
その時期は、バブルがはじけた直後だったので
まだタイミング的にセーフで残債を完済しただけでなく、
約1千万円ぐらいが手許に残るという幸運が舞い込んだのである。
それ以来、借家に住み続けているが、
ほとんど悲壮感はない。
この間、子供たちが独立してしまって今の家も広すぎてもてあまし気味だし、
何とか最低限の生活ができないかと様々な実験をしてきた。
また、家内も私も実家をどうするかが現実味を帯びている昨今は、
最小限の出費で最大限の幸福が実現できるよう海外を含めて研究し続けている。
そんな延長線上に「ピンピンコロリ」を全うする百寿者や健康・運動の実験や研究があり、
「ミニマム ライフ」を実現する智恵が必要である。
先ずは、『125歳まで生きる方法』という書籍を紹介しよう。
そして、ネットでキーワード検索をかけて調べていたら
ヒットしたのが「うさカメさん」の「モバイルハウスに住んでみたら」という
ブログだった。
自宅の本棚には、自分で家を建てるという関係の本だけでも
数冊あるから以前から関心があった。
しかし、これは私の実家はそろそろ解体して処分しなければならない次期を迎えていることから
「キャンピングカー」のようなものを置けないかと考えていた矢先の延長線上にある。
そして、それらを突き詰めていくと
ミニマム主義(最小限主義)となったのである。