2013年2月2日 代表
日本では、グレゴリオ暦
所謂「太陽暦」で正月が祝われていますが、
中国を初めとする国々では
未だに「正月」と言えば「旧暦(陰暦)」で
行われています。
では、旧正月を国の祝祭日に定めている国はと言うと
中国、韓国、マレーシア、インドネシア、ヴェトナム、モンゴル、北朝鮮、
シンガポール、台湾、香港などの国又は地域が
挙げられます。
意外に多いと思いませんか?
「旧正月(旧暦)」は、
通常雨水(2月19日ごろ)の直前の朔月で、
1月22日ごろから2月19日ごろというアバウトな日程で
毎年変動するため
日本では採用されていないのでしょう!
でも、西暦1872年明治5年12月3日を明治6年1月1日と
明治政府が改める以前は「旧暦」が使われていましたので、
当時までの正月は「旧正月」だったはずです。
日本の旧暦(農歴)は604年から始まり1685年まで約1000年使われましたが
様々な太陽暦との誤差で困ることがあるというので、
江戸幕府は「貞享暦」を国暦と定めたと言います。
今でも、農業特に野菜の露地栽培は
旧暦が有効だと言われるのは
この「旧暦」=「農歴」ということからも
納得できます。
私が最近良く出かけるヴェトナムでも
未だに「旧正月(テト)」が重宝されていて
その1ヶ月前ぐらいから
町中が正月用品で軒下一杯になります。
先ほど挙げた国々や地域でも
似たり寄ったりの光景が見受けられて
日本以上に「春節」を
心待ちにしている雰囲気が
感じられます。