2014年4月1日 代表
長崎大学の片峰茂学長は
昨年度から経済学部に「国際ビジネスコース」を新設して
国際的な経済社会で活躍できる人材を育て始めていましたが、
新年度にはその集大成としての「本丸」もスタートします。
即ち、2014年4月からは
新学部の「多文化社会学部」も開設して
人文・社会科学系を充実せさせ、
グローバル化時代に即応した文系人材を
世の中に輩出していこうとの意図のようです。
3つの教育の柱があり、
1、英語教育の強化2、主体的な学びへの転換3、学部システムの整備が
その3つです。
そして、多文化社会学部には
グローバル社会コース、
社会動態コース、
共生文化コース、
オランダ特別コースという4つのコースがあり、
高度な英語力と多文化状況に関する知識を学び、
文化的な多様性の意義が理解できる人材、
世界中の人々と共生的な関係を気付き、
問題解決に向けてパートナーシップやリーダーシップを発揮して
行動することのできる人材育成を目指す計画です。
これは、長崎大学が「医学伝習所」という名前で
1857年に創立したという歴史的な経過があることと関係しています。
即ち、江戸時代に日本が鎖国していた時に
長崎は世界に唯一開かれていた土地だったことと関係があるのです。
私も長崎人の一人として
長崎大学から世界に羽ばたく人材が
一人でも多く輩出してくれることを祈らずにはいられません!
ところで、私がこの記事で一番注目したのは
「多文化社会学部」の全学生に海外留学を義務づけたことにあります。
募集が100人に対して353人が志願したそうです。
また、38都道府県から応募があったようで期待の高さが伺われます。