父の3度にわたる福岡での医療経験を出発点として、
長男の「川崎病」罹患に至る西諌早のある医院での治療経験、
そして母親が骨折した際、
私が出した無理難題の要求をのんで
手術された田平青洲会病院の見事なまでの対応などで
学習を重ねてきた私は、
私自身がメタボで「糖尿病」になりかかった時期に
成人病センターで診てもらった後の処方箋の薬で一度は回復したものの、
翌年同じ症状で再受診。
この時前回診てもらった医師が休みでしたが、
「病名」が違うのに何故か前回と「同じ薬」が処方されて
この時「医療」「薬」などに完璧に疑念を抱くようになりました。
そこから、自分の身体は自分で守るしかないと考え、
医師以上に自分自身に必要な医療・薬、
そして日頃口にする「食べ物」や「飲み物」にも
目が向くようになりました。
プライマリーケア(1次医療)は、
単に初期医療だけでなく、
最近増えてきた在宅医療(看取り)などを含めた私たちの健康の大部分に
対応しています。
地域で「プライマリケアー」を担う診療所や中小の病院
所謂主治医は患者が何度も受診、検査、投薬に頼ることなく
疾病の発症を予防するような仕組みにすべきです。
しかし、私の先ほどの例で分かるとおり
そういう仕組みにはなっていません。
原因の1つが「診療報酬制度」です。
日本では、注射や手術といった治療ごとに
細かく点数が決まっています。
医師は患者に施した治療の点数の合計を保険者に提出して
診療報酬を受け取る「出来高払い」の仕組みになっているのです。
だから、治療や検査を増やすほどに
売上が増える構造になっています。
私が、母親の手術の時に青洲会病院の主治医に出した条件は
5つありました。
1 どんな目的で、どんな薬を、どれだけの量を投与したか?
2 カルテのコピーがほしい
3 看護日誌のコピーが欲しい
4 主治医の署名と押印、そして院長の署名・押印
5 1週間ごとに提出する
というものでしたが、
主治医は「言われたとおりやりますので、お母さんの手術をお願いします」と
即答されました。
そのお陰で、母は今97歳になろうとしていますが、
健在です。
また、私は「予防」もプライマリーケアの重要な役割だと思うのですが
現在の精度では「地域住民が健康になること」が
経営リスクになってしまうので、
積極的に取り組もうという医師は少数派です。
そのことで、医療費が増加して自治体の財政を圧迫しても
それを国が補填してくれる構造になっていますので
本来の医療とほど遠いのはそんな理由があるからです!
かつて社会主義国で、国営企業が赤字に陥っても
国の補助金などで救済されて存続してきたのと全く変わりありません。
だから、私は自分の健康は自分でしか守れないと悟り、
医療・薬・食べ物・飲み物など多岐に亘る勉強を続けて行くことで
自分に必要なスキルを身につける以外に
「ピンコロ人生、センテナリアンへの道」はないと考えたのです!