2013年12月28日 代表
スポーツだけでなく、
どんな世界にも共通するのは
頂点を極めたことのある人は「自分より低い人」の弱点や問題点を
発見できたり、見抜いたりすることができるのです。
私は、読んだ書籍で師と仰ぐに値する人を発見すると
ダメ元でアプローチすることにしています。
錦織選手の場合は、
私以上に素晴らしい環境の中で
日々生活していますし、
世界を転戦して歩いていますので
求めて相手がそれに応じさえすれば、
金銭面の授受を含めてたやすい環境にあります。
錦織圭選手が
マイケルチャン氏をコーチに求めた
真の理由は世界の「トップ10」入りを
現実のものにしたいという高い目標設定にあることは
言うまでもありません。
しかし、フェデラー、ナダル等と比べて
体格的に劣る部分を如何に克服するかが課題と考えていて
それを若干体力的に自分より低い
マイケル・チャン氏に求めたのではないでしょうか?
その証拠に錦織圭選手は
以前「同じことを言われるのでも、
経験した苦しさを分かっている人に言われると、
自然と心に入ってくるものがある」と
述べたことがあります。
だから、塾生を指導する場面でも
目的や目標の「有無とその値」が、結局どこまで「到達できるか」を
決めているということに気付かせてやるのが
私たちの仕事なのです。
矢っ張り、「夢をつくる 未来をつくる」は
真理なのでしょう!