先日土曜日は、「稲刈り」を題材にしょうと
中里から歩き始めました。
一昨日は、あれだけ「秋晴れ」の良い天気でしたが、
昨日は打って変わって曇り空。
しかも、途中から小雨が降り始めました。
日本に張り出してきた「高気圧」に押されて中国大陸の方にそれた台風23号の影響でしょうか?
昨日は自宅を出ると中里川の上流の方に行ってみました。
「山田の中の一本足の案山子」を
写真に収めるためです。
ここで、蘊蓄を傾けると、
「案山子」は、
明治44年『尋常小学唱歌 第2学年用』に
掲載されたと言います。
田んぼや畑でカラスなど害獣を
追い払うためにの人形『案山子』が
曲のテーマとなっているのです。
山田の中の 一本足の案山子
天気がよいのに 蓑笠着けて
朝から晩まで ただ立ちどほし
歩けないのか 山田の中の案山子
山田の中の 一本足の案山子
弓矢で威して 力んで居れど
山では鳥が かあかと笑ふ
耳がないのか 山田の案山子
若い人たちは聞いたことがないかも知れませんね!
そんなことを考えながら歩いていると
昨日は天気が悪いにも関わらず
人手が必要なのでしょう(稲を干すのは人海戦術のようでした)。
ここをしばらく過ぎていくと
本当に一家総出でやっていると思われる光景が
見えてきました。
父が農家の末っ子だったため、
昔私が小学生だった頃は
農繁期には何時も
本家の手伝い(人海戦術の最たるものてした)に
行っていました。
子供も立派な手伝いになったのでした。
今は、刈るところまでは機械がやってくれます。
しかし、その先の稲干しは
人手に頼らざるを得ないようです!
この時代、こどもは手伝いではなく、
家に一人いるのは物騒なので
田んぼに連れ来ているようでした。
所在なさそうに遊んでいるのは
昔と違う光景です。
もっと間近に稲刈りしているところを
撮したいと思って探していたら
喜々津中学校の近くの田んぼで親子(爺様と息子)2人で
寂しく稲刈りをしているところに
出くわしました。
最後に、道ばたに咲いていたコスモスに
小さな虫が密を吸っているショットをお見せして
お別れしたいと思います。