私は前に月刊雑誌「ランナーズ」という本を
ご紹介しましたが、
その本に10年ぐらい前に
「トレイルラン」の記事が載っていて、
ハセツネカップ(第13回日本山岳耐久レース)で
8:14:09の大会新記録で優勝して
頭角を現した鏑木毅さんが
日本の第1人者だということを知りました。
その鏑木毅さんが
今年6月のビッグホーンマウンテン・ワイルド・アンド・シニック
(米国、100マイル=約160km)を制覇したことで
日経新聞の昨日の記事に取り上げられていましたので、
関連することを述べてみたいと思います。
私がこの記事に着目したのは、
鏑木さんが44歳の今も
第一線のアスリートとして活躍し続けながら
「老いとの闘い」に言及されていたことにあります。
その書かれている内容には
私のような市民ランナー、市民ウォーカーにも
参考になると思います。
私は中高生時代、そして社会人となってから
41歳までの大半はスポーツと親しんできました。
42歳から49歳までの8年間の不摂生のお陰で
ぶくぶくと太ったメタボから抜け出そうと
50歳から再度一念発起して「トボトボ歩き」を始めたことで
今の健康体を取り戻しました。
それ以来、各地のウォーキング大会に出場したりして
次第にレベルアップすると
58歳からは「24時間制限」で開催されていた
佐世保島原105kmのウォークラリーに
参戦するようになりました。
今年で8回出場して8回全て完歩。
完歩するだけでなく、
いつの間にか上位に顔を連ねるようになりました。
他にも、2009年からは
バルセロナオリンピック50km競歩代表の園原健弘氏と知己を得たお陰で
ホノルルマラソンにもエントリーするようになり、
3回出場して3回とも完走。
年々、記録更新をしています。
ところで、そんな私も別の機会に述べたと思いますが
3年前ぐらいから前述したウォークラリーで
転倒するようになりました(その前は一度もありません)。
特に、今年は3回も転倒して
ついには左手小指の骨折をするという手痛い洗礼を
受けたのです。
こういう経験があったので
鏑木さんの記事に目が止まったのでしょう!
特に、「体に素直に、休むときは休む」という一文が
私の目を釘付けにしました。
細部にわたり、読んでみると
「毎日、トレーニングするのではなく、
1週間に1日は休みを入れるイメージにした。
しかし、規則のように縛りはしない。
休むかどうかは、その日の自分の感覚で決める。
今日は走りたくないと感じたら走らない」と書いてあったのです。
この3年間休みなく、雨の日も風の日も
台風の日も休むことなく
歩いたり、走ったりしてきました。
しかし、今後は「自分の感覚」に忠実でありたいと
思っています。
私の場合、朝起きたときの「目覚めの感覚」で
決めようと考えています。
その日「だるさ」が残っていたら
歩きも走りもしない日にしょうと思います!
しかし、今のところ「疲労感」が
翌日に残ることはありませんので、
しばらくは毎日トレーニングは続けると思います。(笑)
「転倒」したことで、
「転んだ後の知恵」も
今後の活動に様々なプラス効果を
与えてくれるはずです!