先日自宅で読まなくなった書籍類を
処分しようと考えて
整理をしていましたら、
偶然『挑戦する中村学校』という本が
目に入りました。
どうして目に入ったかというと
その中村学校で鍛えられて
実力をつけた新宅雅也さんと
去年のホノルルマラソン出場の際
園原さんのシエアハウスのホテルウィンダムで
親しくなっていたからです。
この本は、昭和59年(1984年)に
買った本です。
当時、男子マラソン界は瀬古選手、
女子マラソン界は佐々木七恵選手が引っ張っていました。
そこで、日体大で力をつけ
世界に羽ばたこうとしていた
新宅雅也選手と中村孝生選手が
中村監督との出会いがあり、
瀬古選手がいる「中村学校」に
入ることになったのです。
ホノルルマラソンで約1週間を
同じホテルで生活してみて
私は一遍で新宅雅也さんが好きになりました。
幻のオリンピックと言われたモスクワオリンピックは
3000m障害の代表選手、
ロサンゼルスオリンピックは10000mの代表選手、
ソウルオリンピックは男子マラソンの代表選手、
福岡国際マラソンでも一度優勝されています。
現役を退いたとはいえ、
そんな輝かしい戦績を誇るアスリートだった方が
私たちど素人に全然偉ぶらないで
いろんな話を分かりやすく話してくださる
姿勢に好感が持てました。
これから長いお付き合いに
なるだろうと思います。
新宅さんとは、
園原さんのDJBの東京体育館のトラックで
何回かお会いしていましたが
身近に話をしたのは昨年のホノルルマラソンの時が
最初でした。
そんなご縁があったので
この本は新宅さんにお譲りした方が良いだろうと考え、
先日メールをしておきました。
今度お会いしたときに
お渡ししようと思います。
人生とは分からないものです。
29年前に買った本が
新宅雅也さんと私を引き合わせるなんて
当時は思ってもいませんでした。
でも、これは現実です。
一瞬、一瞬を大事にしていきながら
「出会い」に感謝したいものです!