コーヒーを飲むことは
健康に良いのでしょうか、それとも悪いのでしょうか?
一昔前(1980年代ぐらいまで)は
黒く焼け焦げた物質には「発がん性物質」があると
言われていてコーヒーは悪者でした。
1990年代以降から
精度を高めた検証が進み、
見方ががらっと変わってきたと言います。
前にも、何かの折にご紹介したと思いますが
私は学生時代を含めて9年間も東京に住んでいたため、
私たちは新婚当初から
「コーヒー」には目がありませんでした。
学生時代はよく「喫茶店」に通ったものです。
当時は、純喫茶全盛時代で
「ルノアール世代」と言っても良いかもしれません。
そんなことから、
長崎に戻って結婚してからも
コーヒーは豆を挽いたものか、
豆を買ってきてトレッドミルで家で挽いたものを
サイフォンか布漉しで
飲むなどという手間も暇もかかる飲み方で
自己満足に浸っていたものです。
ちょっと話がズレたので元に戻します。
評価が定まってきた例としては
癌(肝臓、子宮、大腸、頭頚部)に
カフェインやクロロゲン酸が作用して
酸化反応や炎症を抑止し、細胞を保護する効果、
2型糖尿病にはクロロゲン酸が作用して
糖の吸収を抑え、インスリンの分泌を促進する効果、
またパーキンソン病にはカフェインが作用して
神経細胞を保護する効果が
認められてきたと言います。
現在、検証が進められているのが
中枢神経を刺激するという「ニコチン」が
アルツハイマーに有効性があるか、
また肝臓細胞の保護に役立つと言われる「ニコチン」が
慢性肝炎に効くかどうかということも
やっているそうです。
一方で、動脈硬化や血栓、脳卒中など
循環器系の病気にはまだ評価が定まっていません。
さて、私は今も朝起きると
最初新聞を郵便受けから取ってきた後次にやることは、
今も「コーヒー立て」です。
新婚時代と違うのは
昔のように面倒くさいことをしなくなったことだけです。
後は、新聞を読みながら
「コーヒー」を少ないときで3杯、
多いときは5杯ぐらい飲むでしょうか!
先日日経新聞に国立がんセンターによる肝臓癌の調査では、
毎日1~2杯飲む人の発症リスクは
全く飲まない人の2分の1に、
毎日5杯以上飲む人は
4分の1に低下するとあり、
また愛知がんセンターの頭頚部がんの調査でも
1日3杯以上飲む人の発症リスクは
1杯未満の人に比べ約40%も
下がったと書いてありましたので
私は結構いい線を行っているなあと
思った次第です。
まだ、未解明な部分も多々あるので
余り過信しないで「コーヒー」を嗜みたいと思います!