先日土曜日朝日のbeに
どうにも気になる「口癖言葉」のランキング表が
載っていました。
あなたは、こんな言葉を使いますか?
先ずは、ベスト10から
1位 「っていうかー」
2位 「ぶっちゃけ」
3位 「~みたいな」
4位 「超(チョー)」
5位 「マジで?」
6位 「~っすね」
7位 「めっちゃ」
8位 「~じゃん」
9位 「えっと(えーっと)」
10位 「要するに(要は)」
この中で私がたまに使うのが
4位に入った「超(チョー)」ぐらいでしょうか?
これらの言葉は、大きく3つのグループに
分けられると言われています。
1 「垣根表現」…相手との間に境界を作ることで距離を取ろうとする表現
「っていうかー」「~みたいな」「ある意味」
自分を強く出し過ぎず、相手との衝突をさける
「ぼかしの表現方法」で、
他にも可能性があることを示唆し、やんわり伝えようとしているそうです。
人がまだ何も言っていない時に使うと
いきなり否定されたみたいで気持ち悪がる人も出てきます。
2 「距離を縮めようとする表現」…相手との特別な関係をしめそうとする表現
「ぶっちゃけ」「ここだけの話」「へんな話」など
品がなく、信頼感が損なわれがちな言葉です。
また、こちらが軽く見られ不快と感じる人も出てくる、
とても評判の悪い言葉です。
「超」や「マジで?」「~っすね」も、このグループです。
「マジで?」と言われると
疑われているようで嫌な言葉です。
「~っすね」は、丁寧でもなく敬ってもいないので
言われたほうは「親しくなりたくない」
と言うのが本音となりそうです。
3 説明責任を回避する表現
「要するに」「逆に言うと」「結論から言うと」など。
仲たがいはしたくないが、
詳しく説明するのは面倒という時に
用いている表現で、
これは言語能力の低さを表す言葉だそうで
要注意です。
「要するに」を連発する人に限って
ダラダラ話する人が多いと言われ、
まとまった話を聞いたことがないという
手厳しい意見が寄せられたそうです。
日本語は、不完全文で話すのが日常的で、
1人で全部を話さず、
相手とやりとりをしながら
1つの文章をつくるという『共話』の構図。
仲間内の私的言語だと
立命館大学大学院言語教育情報研究科の東照二教授(社会言語学)が
指摘されています。
そして、「口癖」は潤滑油の役割を果たしていると
解説されています。
これに対して、英語は公的言語と言われ、
完全文が望ましいとされているため、
「口癖」は限られていて
聞き手が合いの手や相づちを打つ頻度も
低いそうです。
言葉は、その人が自分をこう見せたいという道具で
「ファッション」と似たようなものですが、
目に見えないために自分では気づきにくく
相手にはよく分かるので
「口癖」と言えども軽視できません!
その人の品位とか教養レベルなどを
もろに表現してしまうのですが、
自分では分からないので始末に終えません!
しっかりと正しい表現を学びたいものです。
これを機に私も「超」という表現を
使わないよう改めていこうと思いました。