中編で述べましたように
昼間から屋台で結構いい気分になっていた私は
ホテルに戻って荷物(荷物と言っても今回はザッグ1つ)を整理すると
ちょっと早めにプサン港へ向かいました。
来た時にユックリ歩いても
30分ぐらいの道のりだったので
帰りも来た時とは反対側の国道をプサン港へ
徒歩で向かいました。
プサン港が15:45の出港予定でしたので
1時間は余裕を持って着いたと思います。
そして、出国手続き税関検査へと順調に進み、
免税品店で長いこと辛抱していた「マイバッグ」を
買って帰ることにしました。
そして、やっとのことで船内への誘導の時間と
なったのです。
この写真は待合室で出発を待っている風景です。
私の座席は船内の1階の前方左側最後列でした。
座ると直ぐぐっすりと寝てしまったようです。
それもそのはずで、
中編でお知らせしたように昼間から
タップリと焼酎を飲んで乗船していたからです。
ところが、目が覚めたら
私の周囲の人たちは気分が悪いのか
皆さん顔が青ざめたり、妙な雰囲気なのでした。
最初はどうしたんだろうぐらしにしか
考えていませんでした。
後で船内放送があって始めて「コビー」がプサンに
引き返すことになったということを知りました。
私は1時間半ぐらいは経っていたので
てっきり、対馬の沖合いぐらいかなと思っていたのが、
とんでもない方向に動いていることを知り、
最初はびっくりしましたが、
眠気が覚めて正気に戻ってからは、
韓国未来高速は
「どんな選択肢」を用意してくれるだろうかという方向に
関心が向かいました。
キャビンアテンダントが
私に話したのは
1 プサンにもう1泊ホテルに宿泊して翌日の10時のコビーに乗る
2 夜8時発予定の「カメリアライン」に乗って朝7時着に博多港に着く
この2つでした。
私は、迷わず「カメリアライン」に乗ることにしました。
理由は、出来るだけ早く帰って仕事をしたかったのと
約2万トンもある「カメリアライン」に乗り、
船旅も経験してみたいという「好奇心」が作用したからでした。
昨年11月の下関プサン間のフェリー乗船の経験が
そうさせたのかも知れません。
これは、コビーを下船して
「カメリアライン」に乗り換えるための手続き待ちの人たち。
ホテル組みは、手前右手通路から
プサン市内に向かいました。
そうそう戻ってくるコビーの中で
日本旅行の古村副支店長と話したのは
29日乗車予定の「ツバメ号」の座席の問題でした。
1日遅れて乗れないとなると
後の予定が狂ってくるからでしたが
韓国未来高速に「欠航証明書」を
発行してもらうと良いと聞きましたので
コビーからカメリアラインに乗り換えを待つ間に
スタッフに頼んで発行してもらいました。
それからカメリアラインの乗船者となったのですが、
2等船室は雑魚寝状態で嫌だったので
ここで「アップグレード」。
わずか7,000円の出費で
何と船首の見える「特別1等室」が
ゲットできました。
部屋は、シャワー付き、液晶テレビ付き
シングルベッド付きの個室です。
部屋は、503号室。
勿論、ここで夜の11時ぐらいまで
1人宴会が始まったのは言うまでもありません!
しかも、プサンの夜景まで堪能することが出来ました。
ところで、翌30日に博多港に着いて
入国審査や税関の手荷物検査が終わると
来たときと同じように市バスで博多駅に向かい、
切符売り場で「欠航証明書」を提示すると
5分もしないうちに
直近の9:51分発の「つばめ号」が
座席指定のまま取れました。
そんな訳で私のプサン1泊2日の旅は
思わぬ展開で「2泊3日の旅」に化けましたが
私にとっては新たな経験と様々な学習が
私の血となり、肉となって
甚く私の求めて止まない「好奇心」を
満足させてくれました。
ハプニングも含めて楽しむのが私流の海外旅行術で
今回はそれを色濃くしてくれた3日間でした。
これも、一重に支えてくれている人たちのお陰です!
改めて感謝申し上げたいと思います!