2013年3月30日 代表
ヴェトナムは、ブラジルに次いで
世界第二のコーヒー生産国なのですが、
コーヒー好きの人でも意外と知りません!
私は2010年1月にチームSONOの求めに応じて
開催された「日越友好ダナンハーフマラソン」に参加した際、
初めて「ヴェトナムコーヒー」を体験しました。
コーヒーの味そのものよりも一番驚いたのは、
町の至る所に「CAFE」があるということでした。
どうして、こんなに
カフェが多いかと言うと
実は歴史的背景が横たわっていたのです。
ヴェトナムでコーヒーの栽培が始まったのは
フランスが統治していた19世紀からです。
1980年代から輸出を始め、
安価な労働力も背景にあって急成長していき
2000年には世界第2のコーヒー輸出国と
なりました。
単価の高い「アラビカ種」はヴェトナムの気象条件に適していないため
インスタントの原料になる安価な「ロブスタ種」が
主流だそうです。
ローストした豆を荒く挽き、
一杯ずつアルミ製のフィルターに入れてお湯を注ぎ、
10分ほど待って飲むのが
ヴェトナム流の飲み方です!
また、練乳などの甘味料をたっぷり入れるのも
特徴となっています。
まあ、そんなフランス文化の名残が
町の隅々まで行き渡ったということでしょう!
日本に持ち帰って飲むと余りおいしいと思いませんが、
街角で飲むと不思議と美味しいと
思うのはなぜでしょうか?